【講演実施レポート】~知っておくと役に立つ!離婚するときに決めるべきこと~離婚に関する講演会にアディーレの弁護士が登壇しました

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アディーレ法律事務所は、NPO法人GIFT(ひとり親家庭支援センター)が高知県で開催した離婚に関する講演会に、弁護士の正木裕美を派遣いたしました。

【開催概要】
「離婚に関する講演会」
日程 2025年1月19日(日)
開催場所 ちより街テラス3階 貸会議室1(高知市知寄町2丁目1-37)
講師 正木裕美弁護士(愛知県弁護士会所属)
参加者 30名(オンライン参加含む)

離婚後の生活は大丈夫?リアルな生活設計シミュレーションを

『離婚』という選択肢が頭に浮かんだとき、どうしても冷静さを失いがちですが、感情的な離婚は後悔のもと。正木弁護士は「自分の気持ちと現在の状況を冷静に考えて、そもそも離婚すべきかを検討したほうがいい」と説明しました。具体的には、離婚したあとの経済力、住居、子育て環境など、離婚後の生活を楽観視しすぎず、リアルな生活設計シミュレーションをしておくことが重要であると話しました。

離婚するときに決めるべきこと

離婚届を出す前に決めるべきは、大きく分けてお金のことと、子どものこと。財産分与の話合いに備えて集めておくべき資料や、親権、養育費や面会交流の取り決め方などを説明しました。また、取り決めの際は口約束ではなく、離婚協議書を作成し、離婚届を提出する前に強制執行認諾文言付きの公正証書を作成しておくのがベストであると解説しました。

講演会後は、会場での参加者を対象とした茶話会を開催。離婚についての悩み事などを語り合い、参加者同士の交流も深まる時間となりました。

講演を終えて

講演会終了後、NPO法人Giftの担当者からは「養育費や離婚後の親子交流について、子どもの気持ちや将来を考えて離婚前に検討するべきという点や、皆さんが不安に思っている法改正についても、とても分かりやすく説明していただけたので、とても良い講演会でした」とコメントをいただきました。

登壇した正木弁護士は「高知県は離婚率も高いということで、皆さん関心をもって参加してくださったように思います。今回は法改正のことなど、説明するべきことがとても多くなりましたが、いろいろなお話ができてよかったです。茶話会も初めての試みでしたが、参加者の横のつながりもできて、とても良い取り組みになりました」と感想を語りました。


今後もアディーレでは、法的知識の啓蒙を目的としたセミナーの開催や講演会への参加を通して、よりよい社会づくりに貢献してまいります。